2017年4月8日土曜日

骨折6週目 (40~42日目)


4月6日(木) オクターブが届くようになる

どんどん弾けるようになってきたのが嬉しくて、今日もピアノをガンガン弾く。
久しぶりにパット・メセニー&ライル・メイズの September 15th も弾いてみた。大・大・大好きな曲だ♪
下の動画とはアレンジが違うが、以前ネットで楽譜をゲットした。


バッハの「パルティータ第1番」のプレリュードは、速いトリルも弾けるようになり、何と最後の左手のオクターブ(4音続く)が届いた!
怪我をしてから初めてのこと。オクターブはしばらく無理だろうと思っていたので、意外な驚きだ。
ショパンの「幻想即興曲」も、ゆっくりなら何とか大丈夫。
手首が固定されているので、腕全体をうまく回す必要があるが、ポツポツ途切れがちだったのが滑らかにつながるようになってきた。

午後はキッチンにおこもり。またチョコレートチップクッキーを焼いた。
親戚夫婦がブラウニーを持ってきてくれたので、物々交換となる。

ヴァイオリンは、スズキの第4巻のザイツを弾いてみる。重音がまだ大変・・・
そしていよいよヴィヴァルディの協奏曲イ短調に挑戦!!
アーモールと言えば、ヴァイオリンを習う子(とその親)にとって憧れの曲だ。
息子に4年ぐらい遅れて37歳で習い始めた私も、ここまで進んだ時は誇らしい気持ちだった。
高いD音まではどう頑張っても届かないのが残念だが、他は結構いい感じで弾ける。
ビブラートも自然になってきた。

左手全体が柔軟性を取り戻してきたようで、ご飯茶碗もしっかり持てるようになる。


筋力をつけるため、この前買ってきたダンベルを始める。
左は二の腕までもがしまりがなくなって、ポヨポヨしている感じ。
右腕の力こぶがある部分と比較すると、違いが歴然としている。これはまずい・・・

右手なら楽々持てる2ポンド(約900グラム)のダンベルが、左手には結構きつい。
少しずつゆっくりやるとしよう。


4月7日(金) 新たな問題

還暦プラス1ヶ月となった。
誕生日の頃と比べると、何て色々できるようになったのだろう。

ピアノを1時間位弾いた。封印していた曲も、久しぶりに色々弾いてみる。
ショパンのワルツ第7番、子犬のワルツ、雨だれ、スケルツオ第2番、ベートーヴェン「悲愴」の第1楽章、トルコ行進曲・・・
左手は「ポロロ~ン」というアルペジオが続く、バッハの平均律の第8番をしつこく練習してきたため、弾けるレパートリーが増えた。
左手は、指先だけでなく手首に近いほうから柔らかくしなやかに力強くなりつつある感じがする。
手首は固定されているので、錯覚なのだろうが・・・

ギプスで制限されてはいても、左手がかなり自由に使えるようになってきたので、手を洗った時手を振ってしずくを払う動作なども無意識にやってしまった。
これは怪我をしてから初めてだ。

「お星さまキラキラ」の手の動作も、できるようになった。
これは、毎晩踊っている Zumba のひとつに出てきて、思わず真似してしまったわけ。
クロールや平泳ぎの腕の形も、リハビリに良さそうな気がする。片っ端から何でもやってみよう!

食器洗いの動作も速くなった。そうだった、こうやって洗っていたんだっけ・・・と思い出し、何だか不思議な気がする。
朝のうちは少し残っていた家の前の湖の氷が、午後には全て解け、いよいよ春だ!

一生懸命握力増進に励んでいるため、新たな問題が・・・
ギプスの周囲を包むふんわりした繊維の部分がすっかりへたれ、固いギプスが直接肌に当たるので痛い。


プチプチ bubble wrap を貼り付けてみようとしたけれど、ダメだった。




4月8日(土) 少しずつ前進

はたきをかけるのも、掃除機をかけるのも、左手で同時に物をどかしながらできるようになったので、何と早いのだろう!
骨折する前の家事の手順を、改めて思い出す。そして、手首がまたくっついたというのを実感!

ヴァイオリンを弾いたら、今までE線はC♯までしか届かなかったのが、半音増えてDまで届くようになる。
ドッペルコンチェルトも弾いてみた。早くバリバリ弾きたいな。

ギプスが壊れんばかりに、パーの形で思い切り指を広げるのが気持ちいい。
手首を腰に当てたり、お祈りの形で両手のひらを前で合わせたりすると、手首の奥のほうがほぐれる気がする。


ヨガの時、背の後ろで両指をしっかり組めるようにもなった。
左腕を少しかばいながらやっていた Zumba も、ほとんど全部インストラクターの動きに合わせて踊れるようになってきて、ますます楽しい。